箱根町自然探検隊
ジオ探検!箱根の地層をしらべました♪
平成28年9月11日(日)、箱根町教育委員会が主催する「箱根町自然探検隊を行いました。今回は「ジオ探検」と題し、
地層についての学習・観察を行いました。
普段の生活ではあまり馴染みが深いとはいえない地層ですが、参加者は身近なものに感じられたようでした。
【講義の風景】
実際に湯本を歩いて地層を観察♪
湯本あじさい橋付近の岩を削ると…思ったより柔らかい!
【あじさい橋付近の地層】
【簡単に削れます!】
この地層に多く含まれている早川凝灰角礫岩は、全般的に白く、柔らかく、加工しやすいそうです。
この地層を掘って造られた白石地蔵や、この地層から採取された石を使用している福住旅館の外壁を見学し、
地域の生活と関わりが深いことを実感しました。
【白石地蔵】
【福住旅館の外壁】
早川凝灰角礫岩が含まれる地層は、なんと、400万年前のもの!
400万年前は、このあたりは海だったそうです。
参加者は、この地層で発見されたメガロドンというサメの歯の化石を観察して、大昔、海であった頃の箱根を想像しているようでした。
【メガロドンの化石】
参加者からは、
「地層というと削られた断面を連想しますが、今日の観察会で地層は色々な場所で見れることが分かりました。」
「普段、散歩している道を今日観察しましたが、地層を見たことで新たな視点を得られました。
これからは、地層も気にしながら地域を見ていきたいです。」
などの感想があり、地層の魅力を充分に感じられた観察会でした♪
箱根町自然探検隊は箱根町の小学校3年生から中学校3年生までの児童・生徒を対象に例年実施しており、年7回ほど観察会を行っています。
参加には隊員登録が必要です。隊員登録した児童・生徒の保護者の方などの参加も歓迎しています。
詳細につきましては、町教育委員会生涯学習課生涯学習係(0460-85-7601)までお問い合わせください。
(情報提供:箱根町教育委員会)