神山や駒ヶ岳、芦ノ湖を含む、箱根火山の中心部です。この地区には箱根関所があり、箱根神社の門前町として早くに開けましたが、温泉地としての開発は遅く、手つかずの自然が多く残っているのが特徴です。はこね金太郎ラインの開通により、仙石原地域は東名高速大井 松田ICから渋滞を気にすることなく、南足柄市側からアクセスできるようになりました。
早雲山と大涌沢
そううんざんとおおわくざわ
火山との共生について観察できるサイトである。大涌沢はロープウェイによる上空からの観察が可能であり、地熱で植生がなく荒涼としている山肌に温泉ボーリング施設や砂防施設が観察できます。
駒ヶ岳
こまがたけ
駒ヶ岳の山頂はカヤトとなっていて、四方の風景が観察できる場所です。山体は緑に覆われていますが、地形を観察すると溶岩流が何枚も見えます。山頂には、箱根神社の元宮が祀られています。
関所と石畳
せきしょといしだたみ
箱根関所は、徳川幕府が元和5年(1619年)に設け、250年にわたり東海道の往来を厳しく取り締まりました。平成19年に完全に復元されました。また、旧街道沿いには、古くからの石畳が現存しています。
芦ノ湖
あしのこ
箱根火山のカルデラ湖。箱根恩賜公園には昭和5年の北伊豆地震で出来た断層があり、湖尻湖畔には神代杉の根株がいくつか観察できます。九頭龍伝説でも知られ、九頭龍を鎮めたと伝えられる万巻上人ゆかりの箱根神社の御手洗として、古くから湖水祭りが行われています。
元箱根石仏群
もとはこねせきぶつぐん
中世の箱根越えの道である「湯坂道」に沿った精進池周辺に見られます。鎌倉時代当時この辺りは「地獄」と恐れられ、地蔵信仰の広がりとともに、湯坂道に沿ってある二子山溶岩ドームの溶岩の露頭を削った磨崖仏や宝篋印塔など地蔵ゆかりの石仏・石塔が多く建てられています。
箱根神社
はこねじんじゃ
奈良時代の終わりに、万巻聖人によって創建された古社です。関東の総鎮守として、多くの武将に崇められてきました。箱根神社の末社が、九頭龍神社で、新宮は箱根神社内にありますが、本宮は芦ノ湖畔の九頭龍の森にあります。