第1回箱根ジオパークガイド養成講座を開催しました!
箱根ジオパーク推進協議会では、平成23年8月より地域のガイド団体の会員等を対象に講座を開催しており、このたび、平成29年度第1回のガイド講座を開催しました。
<日時>
平成29年7月28日(金) 10時から15時30分
<場所>
神奈川県南足柄市内
<参加人数>
45名
<テーマ・講師>
箱根火山の恵みである水と石をテーマに、新たに箱根ジオパークのエリアに認定された南足柄市内のジオサイト「大雄山最乗寺」と「清左衛門地獄池」を巡る。
講師:南足柄ジオガイドの会
<内容など>
昨年9月に箱根ジオパークに新たに加わった南足柄市を開催場所として、今年度のガイド講座の第1回目を開催しました。 清左衛門地獄池などでは、薬品を使った簡単な水質調査をしたり、実際に水に触れたりすることで、この地域の豊富な水について学びました。
仁王門や大雄山最乗寺では、県天然記念物にも指定されている杉林について解説を受けました。
丸太の森では、矢穴の掘られた石のある場所を巡り、この地域が石丁場として使われていたことを学びました。講師から指名された参加者のガイドが石の切り方を皆に説明する場面も見られました。
郷土資料館では、蛤沢という地名の由来にもなったハマグリ化石の展示を見たり、さまざまな種類の石を実際に触ったりし、石についての理解を深めました。
全体を通して、他の市町のジオガイドが講師である南足柄のジオガイドに積極的に質問をし、ノートを取る姿が印象に残っています。他地域のジオサイトについて学び、それを自分の地域の知識や体験と組み合わせることで、箱根ジオパーク全体の「ジオストーリー」を構築していっていただければと思います。
湧出する水のカルシウム硬度を調査。
丸太の森にて、矢穴のある石について解説。
郷土資料館にて、ハマグリ化石の見学。