箱根ジオパーク

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箱根ジオパークフォトコンテストの入賞作品が決定しました!

箱根ジオパーク推進協議会では、箱根ジオパークの魅力を表現した作品を募集するフォトコンテストを開催し、厳正なる審査の結果、入賞作品11点及び佳作30点を決定しました。
ご応募いただいた作品は、展示会の開催をはじめ、ポスターの作成、ホームページの更新等において箱根ジオパークの更なる普及啓発に広く活用させていただきます。

 

作品展の予定はこちら‼

入賞作品等

 

1. 募集期間 平成30年7月20日(金)から平成31年1月11日(金)まで

2. 応募総数 466点(応募者205名)

3. 審査員

   箱根写真美術館 遠藤 桂 館長
   神奈川県立生命の星・地球博物館 平田 大二 館長
   箱根ジオパーク推進協議会 山口 昇士 会長(箱根町長)
   県西地域県政総合センター 川瀬 良幸 所長

  エリア賞審査員

  • 箱 根 町 :箱根ジオパーク推進協議会 山口 昇士 会長(箱根町長)
  • 小田原市:    〃        加藤 憲一 副会長(小田原市長)
  • 真 鶴 町 :    〃        宇賀 一章 副会長(真鶴町長)
  • 湯河原町:    〃        冨田 幸弘 副会長(湯河原町長)
  • 南足柄市:    〃        加藤 修平 副会長(南足柄市長)

4. 入賞作品
   最優秀賞(1点):「一夜城の入り口」(本多 照夫 氏)
   優秀賞(各部門1点)
    ○地形・地質(ジオ)部門:「古代の地球の営みを想う」(石井 勝巳 氏)
    ○動物・植物(エコ)部門:「苔に包まれて」(諸星 重明 氏)
    ○歴史・文化(ヒト)部門:「光へ通じる鳥居」(唐澤 徹明 氏)
   特別賞(2点):「憤怒の大地」(清水 隆 氏)

           「秋の六方の滝」(齋藤 敏雄 氏)
   エリア賞(各1点)
    ○箱根町 :「輝く飛龍の滝」(外川 俊行 氏)
    ○小田原市:「史跡からの眺望」(平瀬 孝馬 氏)

    ○湯河原町:「山一面の梅」(尾崎 進 氏)
    ○真鶴町 :「板状節理が織り成す光景」(小澤 宏 氏)
    ○南足柄市:「化粧の滝」(ふるごおり かずとし 氏)

   佳作(30点)

 

   【参考】過去の入賞作品はこちら

最優秀賞

 本多 照夫 氏 「一夜城の入り口」
(小田原市石垣山一夜城にて撮影)

作品コメント

「石垣山一夜城の石垣の第一印象は巨大爬虫類の口です。あなたは?」


「審査員 遠藤 氏の講評」
身近なところでの新しい発見。
作為的なとこがなく、ストレートに表現した作品です。
既成の写真ではなく感じるままに撮影した写真にはとても力強さがあります。

 

優秀賞

●地形・地質(ジオ) 部門
 石井 勝巳
氏「古代の地球の営みを想う」
(箱根町大観山にて撮影)

作品コメント

「箱根は、古代の火山活動、地殻変動を想像させる、壮大な景色だなと思います。」


「審査員 遠藤 氏の講評」

アンバー気味の色調が古代からの時間を表現、少しパノラマ気味の画角が中央火口丘、
芦ノ湖、外輪山と地質、地形を表す効果を生んでいます。


●動物・植物(エコ) 部門
 諸星 重明
氏「苔に包まれて」
(箱根町仙石原長安寺にて撮影)

作品コメント

「雨上りに、緑色が美しい苔に包まれた羅漢像に感動しました。」


「審査員 遠藤 氏の講評」

苔に覆われた羅漢の表情がとても喜んでいて今までにないユニークな写真です。
ほのぼのとした動物や植物の営みを感じます。


●歴史・文化(ヒト) 部門
 唐澤 徹明 氏「光へ通じる鳥居」

(箱根町箱根神社にて撮影)

作品コメント

「鳥居の向こうから希望の光が上がってくるように見えました。日の出とともに。」


「審査員 遠藤 氏の講評」

鳥居から伸びる階段と光。
長時間露光で表現した芦ノ湖の静寂感が歴史の神秘性を感じさせる作品です。


特別賞

 清水 隆 氏「憤怒の大地」
(箱根町県道743号脇台が岳斜面にて撮影)

作品コメント

「台ヶ岳の新しい噴気地 色づく木々をあざ笑うかのように噴気を上げ木々を枯らし倒して行く。大地の怒りか・・・」



「審査員 遠藤 氏の講評」

生き続ける地球。
それを、素晴らしいタイミングで光が演出しています。
左下のシャドー部の効果が、写真に迫力をだしています。


齋藤 敏雄 氏「秋の六方の滝」
(湯河原町土肥付近にて撮影)

作品コメント

「湯河原白銀林道の山奥、新崎川の上流にある滝です。山道に沿って行くと最初に紫音の滝、続いて六方の滝があります。溶岩が固まる際、六角形の鉛筆を並べたような(柱状節理)綺麗な岩盤の滝です。


「審査員 遠藤 氏の講評」

滝を撮る方法は幾つかあるのですが、この作品は早いシャッターを選び、滝の美しさよりも柱状節理が表現できるように撮影されています。
辿り着くまでの道程がなかなか大変な場所ですが素晴らしい作品に仕上がっています。


エリア賞

箱根町
 外川 俊行
氏「輝く飛龍の滝」
(箱根町畑宿にて撮影)

作品コメント

「静寂の中に清流の音を時折聞きながら歩いた先にあったのは漆黒の岩肌に絹のように流れる飛龍の滝」


「審査員 遠藤 氏の講評」

色温度の影響で滝自体が青く神秘的に表現されています。
滝の流動感と柱状節理がバランスよく配置されています。
箱根にもまだまだ素晴らしい自然があることを再認識させられました。

 

「エリア賞審査員 山口町長の講評」

箱根町を代表する伝統芸能「箱根寄木細工の里・畑宿」にある飛龍の滝。

県内最大規模のこの滝へ行く歩道の途中では、溶岩が冷えて固まる際にできた規則的な割れ目である「柱状節理」も見ることができます。

ひっそりと佇む飛龍の滝に、はるか昔の火山活動に想いを馳せてみてください。


小田原市
平瀬 孝馬 
氏「史跡からの眺望」
(小田原市一夜城公園にて撮影)

作品コメント

「一夜城公園で撮った小田原市や湘南の海がきれいでした。」

「審査員 遠藤 氏の講評」

石垣山からの眺めですが、小田原市街の割合を少なく、相模湾を多く入れることにより
天下を見据えている大きさを感じます。
 

「エリア賞審査員 加藤市長の講評」

火山活動が生んだ自然のステージであり、戦国時代の画期を為す歴史のステージでもあった石垣山。その双方の表情が一枚に収められています。


湯河原町

尾崎 進 氏『山一面の梅』
(湯河原町湯河原梅林にて撮影)

作品コメント

「山肌を覆いつくす白梅・紅梅が山一面に咲き誇る光景は壮大です。」


「審査員 遠藤 氏の講評」

梅林越しの幕山と背景の山並みで、噴火に時期の違いや溶岩流が読み取れます。

 

「エリア賞審査員 冨田町長の講評」

火山活動によって生まれた幕岩の柱状節理に、春霞のように淡い紅白に彩られた梅林がよく映えています。


真鶴町
小澤 宏
氏「板状節理が織り成す光景」
(真鶴町大ヶ窪海岸にて撮影)

作品コメント

「幾重にも板状の溶岩が重なり、素晴らしい光景でした。」


「審査員 遠藤 氏の講評」

パンフォーカスでフラットな光。とてもよく板状節理が表現されています。
ジオサイトの地形にはとても解りやすい写真です。

 

「エリア賞審査員 宇賀町長の講評」

地球の営みを感じることのできる、溶岩の重なりと時の重なりがうまく切り取られている素晴らしい風景です。

海の青、山の緑だけでない真鶴の魅力になって欲しいですね。


南足柄市
ふるごおり かずとし 氏「化粧の滝」
(南足柄市夕日の滝にて撮影)

作品コメント

「大雪の日でも修業を積んでいる人がいた。」


「審査員 遠藤 氏の講評」

滝行する人物を小さくすることにより迫力感よりも滝の大きさを表現しています。
南足柄の自然の深さを感じる写真です。

 

「エリア賞審査員 加藤市長の講評」

悠久の大地の歴史の中に人は生きる。


佳作

碓井 一海 氏「火山の痕跡」

木村 勝治 氏「夏夜の飛翔」

齋藤 由明 氏「あじさいとあじさい橋」

佐藤 飛雄馬 氏「秋黄金」


高橋 祐太 氏「ハコネバラ」

外川 俊行 氏「悠久の時」

篠田 隆宏 氏「秋色アーチ」

小澤 宏 氏「ひっそりと佇む石丁場跡」


澤田 拓弥 氏「小田原城の堀切」

小澤 宏 氏「そびえたつスダジイ」

野澤 美里 氏「自然の傷跡」

和田 一彦 氏「根府川の神輿」


石井 勝巳 氏「地層が見せる太古」

佐野 達彦 氏「みかん畑」

尾崎 進 氏「梅香漂う梅林」

藤井 啓太 氏「冬の紅葉」


高橋 浩司 氏「さわやか」

和田 一彦 氏「吉浜の鹿島踊り」

井上 節子 氏「三ツ石」

綿谷 重規 氏「春の真鶴」


福元 菜々子 氏「山のかみさま」

常盤 孝恒 氏「吉がもたらされますように」

諸星 重明 氏「貴船灯り輝く港」

和田 一彦 氏「岩を抱く」


植田 勇次 氏「板状節理」

野川 圭太 氏「天狗寺の秋」

外川 俊行 氏「仏陀教道」

和田 一彦 氏「春めき桜のふるさと」


青木 房雄 氏「中野七頭舞」

大久保 恵美子 氏「天国への階段」

 
 

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