「しとどの窟」周辺の落書き消しを実施しました!
箱根ジオパーク推進協議会では、日本ジオパークウィーク期間中の平成25年8月26日(月)に、ジオサイト「しとどの窟」(湯河原)周辺の落書き消しを行いました。
これは、平成23年度から県西地域県政総合センターが地域の皆さんと協働で実施している「落書きなくし隊推進事業」において、今年度はジオサイト周辺の環境美化活動を重点的に行うもので、箱根ジオパークが日本ジオパークとしてふさわしい、魅力あふれる地域になることを願って行われました。
当日は、湯河原まちづくりボランティア協会(環境グループ)の皆さん、箱根町、湯河原町、当センターの職員のほか、小田原市内の環境ボランティア団体である「まちをきれいにする会」の皆さんとともに、総勢16名で落書き消し作業を行いました。
今回の場所は、湯河原町のしとどの窟周辺のガードレール(約50メートル)や道路沿いにある倉庫です。しとどの窟の近くには、「かながわの景勝50選」にもなっている椿台という高台があります。箱根外輪山が間近に迫り、相模湾や伊豆半島が眺望できるこうした風光明媚な場所への落書きはもってのほかです。落書き消しの大ベテランである「まちをきれいにする会」の皆さんのご指導をいただきながら、2班に分かれ、ガードレールや倉庫のシャッターなどに描かれた落書きやステッカーを、溶剤やヘラを使ったり、ペンキで上塗りしたりして消しました。
溶剤を塗っては拭き、塗っては拭きという作業を根気よく続けること1時間余り。暑さも和らいだ「落書き消し日和」ではあったものの、額に大粒の汗を浮かべながらの丹念な作業が続きました。そして、とうとう見違えるほどきれいになったガードレールや倉庫が目の前に現れました。充実感いっぱいの参加者からは「結構大変な作業でしたが、楽しい活動でした。」「ジオパークは外から人に来てもらう場所なので、観光客の目線でおもてなしの気持ちを持つことが大切ですね。」「地元の人がそれぞれの地域のジオサイトに愛着や誇りを持てるようになるとうれしいですよね。」といった感想も聞かれました。
まちづくりボランティア協会の皆さんは、29日(木)にも仕上げのペンキの上塗り作業と草刈りを行ってくださいました。初めての落書き消しとは思えないほどの手際の良さと丁寧な作業ぶりに脱帽の2日間でした。ありがとうございました。
箱根ジオパーク推進協議会では、これからも地域の皆さんと連携して、ジオサイト周辺の環境美化活動に取り組んでいきます。
箱根ジオパーク推進協議会員