「六本松跡」周辺で落書き消しを実施しました!
箱根ジオパーク推進協議会では、平成25年9月18日(水)に、ジオサイト「六本松跡」(小田原市)周辺の落書き消しを行いました。
これは、「落書きなくし隊推進事業」として、特にジオサイト周辺の環境美化活動を重点的に行うもので、前回の湯河原町の「しとどの窟」に続き、今回は小田原市内のジオサイトで行いました。
当日は、当センターの職員のほか、前回に引き続き小田原市内の環境ボランティア団体である「まちをきれいにする会」の皆さんと、総勢5名で落書き消し作業を行いました。
今回の場所は、ジオサイト「六本松跡」。「六本松跡」は、曽我山の峠道で、六本の古松があったことからこのように呼ばれていますが、現在は1本の松もなく、代わりに「六本松跡碑」と松尾芭蕉の「句碑」があり、足柄平野を見渡せる、すばらしい眺望の場所です。実は、この「六本松跡」は2年前にも「まちをきれいにする会」とともに落書き消しを行ったところです。架橋内の両側に派手な色調で描かれた落書きを、最初はワイヤーブラシと溶剤を使って消していきましたが、ブラシでこすり落としても下から別の落書きが二重、三重になって現れるという酷い状況でした。最終的には、グレーのペンキで上塗りして消しましたが、非常に大変でした。
今回は、前回と同じように描かれた落書きを最初からペンキで上塗りすることにしました。架橋の片側だけだったこともあり、作業自体は30分ほどで終了しました。
「また、描かれてしまうかな・・・・・」2回目ということもあり、脳裏に若干の不安がよぎりますが、また落書きされたとしても繰り返し消していくだけです。自然豊かで風光明媚な場所の落書きはほんの少しだけでも多くの人に不快な思いを抱かせます。「どんな気持ちで落書きをするのかはわからないが、こうした行為は許されるものではないことに早く気づいてほしい。」「まちをきれいにする会」の方が何気なくつぶやいた一言が心に残りました。
箱根ジオパーク推進協議会では、これからも地域の皆さんと連携して、ジオサイト周辺の環境美化活動に取り組んでいきます。
六本松跡碑と松尾芭蕉句碑
六本松跡から大磯丘陵を望む
箱根ジオパーク推進協議会員