第21回箱根ジオパークガイド講座を開催しました!
箱根ジオパーク推進協議会では、平成23年8月より地域のガイド団体の会員等を対象に講座を開催しており、
このたび、第21回(平成26年度 第1回)のガイド講座を開催しました。
今回は、43名が参加し、箱根ジオパークのフィールドを飛び出して、神奈川県三浦市にある地層の宝庫「城ヶ島」へと行って来ました。
箱根ではなかなか見られない層理(※)の発達した地層を実際に目でみて、触ることができました。
※層理:堆積物を構成する物質の差により、地層の断面に現れるほぼ平行な縞模様。
<日時>
平成26年7月17日(木) 8時30分から17時30分
<場所>
神奈川県三浦市三崎町城ヶ島
<内容など>
城ヶ島は、「日本の地質百選」にも選ばれるほど素晴らしい地層をあちらこちらで目にすることができます。
海底に堆積した火山噴出物が、さまざまな地殻変動を受けて隆起したり、波打ったりと地球活動の足跡がダイナミックに残っています。
今回はこの地層を使い、まずは地層の上下の基本的な見分け方を学びました。
その後、水中において砂利や砂がどのように堆積していくかを、大きな透明の円筒を用いて実験・観察しました。
さらに、メジャーを使って地層の厚さを実際に計測してみるなどの研修も行いました。
このように今回は、地層についての基礎知識を習得する盛りだくさんの内容でした。
県内の西から東へ、海岸沿いを約2時間バスで横断しましたが、車中ではその通過地点の地形の概要について、生命の星・地球博物館の笠間学芸員の解説があり、普段何気なく目にしている海岸の岩や地層も、いつもと違う景色に見えました。
地層解説
地層解説2
しっかり見える断層
地層が炎のように見える火炎構造
地層の計測
箱根ジオパーク推進協議会員