箱根ジオパーク

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「箱根ジオパークフォトコンテスト~関東地区大会in箱根 開催記念~」入賞作品が決定しました!

 第2回ジオパーク関東地区大会が箱根で開催されることを記念して開催した、「箱根ジオパークフォトコンテスト~関東地区大会in箱根 開催記念~」には、全国から308点の多彩な箱根ジオパークを表現した写真が寄せられました。このたび、厳正なる審査の結果、最優秀賞1点と3部門から優秀賞各1点の計4点を決定しました。

  入賞作品等は今後、箱根ジオパークのパンフレットやホームページ等で活用するとともに、「箱根ジオパークフォトコンテスト作品展~これがわたしのジオパーク~」と題し、入賞作品や応募作品の一部を展示する作品展を各地で開催します。皆様ぜひご来場ください。

 

「箱根ジオパークフォトコンテスト作品展~これがわたしのジオパーク~」についての詳細はこちら。

 

 

○応募総数  308点(応募者135名(応募者数は複数部門応募者の重複を含む。))


○審査員
 箱根写真美術館 館長 遠藤 桂 氏
 神奈川県立生命の星・地球博物館 館長 平田 大二 氏
 箱根ジオパーク推進協議会 会長 箱根町長 山口 昇士 氏


○入賞作品  4点
 最優秀賞          『壮大な箱根カルデラ』(坂本 卓也 氏)
 優秀賞(3部門から各1点)
  ○地形・地質(ジオ)部門 『波間に出現!小松石のグーパンチ』(千代田 厚史 氏)
  ○動物・植物(エコ)部門 『金色に輝く』(岡本 芳隆 氏)
  ○歴史・文化(ヒト)部門 『箱根旧道』(小畑 繁明 氏)


 

最優秀賞

坂本 卓也 氏 『壮大な箱根カルデラ』

 

(那覇行きの飛行機にて撮影)

 

「審査員 遠藤氏の講評」

 

誰もが考える簡単なようで難しい写真です。作為的な感じがしない写真、それが観る者に感動や驚きを与えます。

写真で見せられた真実は、地図やCGとは違う迫力を感じ、箱根の内面が写し出され、岩の骨格のようです。

箱根カルデラの自然、動物、地形、歴史、すべてを表現した、貴重な一枚です。

優秀賞

 ●地形・地質(ジオ)部門

 

 千代田 厚史 氏 『波間に出現!小松石のグーパンチ』

 

 (真鶴町白磯海岸にて撮影)

 

「審査員 遠藤氏の講評」

 

従来の写真表現にとらわれず、見たままをストレートにシャッターを切り、自然の豊かさ、造形美、それを感じた作者の心の素直さが作品に表れています。

興味がある物に近づく探究心や専門性、作品名からもユーモラスな発想性を感じとれます。半逆光写真の露出も正確です。欲を言えば、絞りの調整で背景をぼかし、被写体を浮かび上がらせればなお一層イメージが伝わったと思います。


 


●動物・植物(エコ)部門

 

 岡本 芳隆 氏 『金色に輝く』

 

 (箱根町仙石原にて撮影)

 

「審査員 遠藤氏の講評」

 

写真本来のリアリティーのあるストレートで素直な作品です。自然とは本来、撮る側の意思がいらないものだと感じました。

人間と自然が共存するために、自然を思いやる人の優しさが大切です。そんな優しさが感性を養い、写真にも表れてきます。

黄金色に輝く作者の心を素直に写し出した一枚といえます。


 


●歴史・文化(ヒト)部門

 

 小畑 繁明 氏 『箱根旧道』

 

 (箱根町元箱根にて撮影)

 

「審査員 遠藤氏の講評」

 

オーソドックスな撮影方法で、じっくり風景と対峙していることが伝わってきます。雨の中の撮影は、忍耐力との勝負になります。その場所に長く留まることで先人の息吹を感じることができ、歴史の重さにきづかされます。

弱い光で撮影することにより表現できる空気感が、霧の中に潜む太陽の光から雨にぬれた大地への柔らかいグラデーションで見事に表現されています。カメラポジションをローアングルで狙うことで、暗部の描写力や雨のシズル感がうまく表現できています。

雨の中頑張った堂々とした作品です。



 箱根ジオパーク推進協議会員

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