箱根ジオパーク

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平成26年度第3回モニターツアー「箱根ジオパークの湯河原温泉で温泉三昧!」を開催しました!

 

 箱根ジオパーク推進協議会では、平成27年3月17日(火)に、平成26年度第3回モニターツアー「箱根ジオパークの湯河原温泉で温泉三昧!」を開催しました。

 

 今回のツアーのテーマは、湯河原温泉。湯河原温泉は、古くは万葉集で詠まれた歴史ある温泉です。

 江戸時代には東の温泉地ベスト3に選ばれ、日清・日露戦争の際には傷病兵の療養地として指定されるなど、全国屈指の名湯として知られています。今回は、そんな歴史ある温泉場をガイドと歩きました。

 

 日本の歴史公園100選の1つである万葉公園の入り口に集合し、ツアースタート!

 最初は、湯河原町がどのような場所なのか、ガイドが分かりやすく説明をしました。

 実は、万葉公園の横を流れる千歳川を越えると、すぐに静岡県熱海市に入ります。皆さん、神奈川県の端まで来ていたのですね。

 

  その後、湯河原郷土資料館へ。

 郷土資料館の中には、国木田独歩や夏目漱石、与謝野晶子など、明治時代より湯河原を訪れた様々な文士作家の作品や紹介パネルが展示されています。

 特に国木田独歩は、湯河原温泉を訪れた文人墨客の先駆けとなった人物であり、自作の小説「湯河原ゆき」からは、当時走っていた「豆相人車鉄道」の雰囲気を味わうことができるでしょう。

 

 郷土資料館を出た後は、狸をまつった狸福神社や、国木田独歩の碑を見学しながら独歩の湯に向かいました。

 

 独歩の湯では、足湯を楽しみました。

 独歩の湯には9種の足湯があり、湯の底にある凹凸により、それぞれ違ったリラクゼーション効果を味わえます。

 皆さんゆったりと足湯につかりながら、会話を楽しまれていました。

 

 その後は、昼食会場の魚判へ。

 途中、東京以外で唯一2・26事件の現場となった光風荘や、温泉を運ぶ送湯管など、湯河原町だからこそ見られる建造物に、皆さん興味を持たれた様子でした。

 

 昼食は、地元相模湾で取れたお刺身などの魚介を中心とした和食でした。

 一つひとつの料理が非常に手の込んだものであり、参加者からも非常に高い評価をいただきました。

 

 最後は大観荘へ。

 大観荘では、源泉井戸見学とファンゴ(温泉泥)についてのお話をしました。

 源泉井戸見学では、大観荘の社長が温泉を地上に送る方法や、湯河原温泉の特徴など、源泉やぐらのパイプを分解しながら説明をしました。

 温泉をくみ上げられる様子を見ながら、皆さん真剣に説明を聞かれていました。

 

 ファンゴとは、イタリア語で「温泉泥」のことです。

 イタリアではファンゴ療法が発達しており、美容分野や健康増進分野で高い評価を受けているだけでなく、公的保険の適用対象でもあります。

 ファンゴ療法とは、簡単に言うと温泉泥を体に塗り、一定時間安静にしているというものですが、温泉入浴を繰り返すよりも短期間で温泉効果を得ることが出来ます。

 

 

 今後、湯河原町では徐々にファンゴ療法を展開して参りますので、ぜひ一度、ファンゴ体験・県西地域で未病(※)を治す体験にお越し下さい!

 

 「温泉三昧」というだけあって、とても温泉色の強いツアーでしたが、日常では触れることのない温泉の魅力を体験することができたのではないでしょうか?

 ツアー終了後は温泉手形などのお土産を配り、各自日帰り温泉へ。

 大観荘、上野屋、光陽館という3つの源泉かけ流し温泉宿へ向かいました。

 温泉手形を使うとこの中の2箇所まで入れるということで、皆さん名湯湯河原温泉を楽しまれている様子でした。

 

 このツアーを開催するにあたり、株式会社湯河原総合情報センターや湯河原まちづくりボランティア協会、大観荘のほか、独歩の湯、魚判、上野屋、光陽館の皆様にご協力をいただき、ツアーを無事に終了することができましたことに、この場をお借りして厚くお礼申し上げます。

 

 

 これからも、箱根ジオパークの魅力を体感していただけるジオ・ツーリズムを実践していきたいと思います。

 

 

※未病とは「まだ病気にはなっていないが、放っておくと病気になる可能性のある状態」という意味の漢方の言葉です。

未病チェックできます!→http://me-byo.com/

湯河原郷土資料館見学

万葉公園でのガイド

足湯体験

昼食

源泉井戸見学

ファンゴ解説


 
 

 
 
 


 箱根ジオパーク推進協議会員

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