平成27年度第5回箱根ジオパークガイド講座を開催しました!
箱根ジオパーク推進協議会では、平成23年8月より地域のガイド団体の会員等を対象に講座を開催しており、このたび、平成27年度第5回のガイド講座を開催しました。
今回は、18名の方々にご参加いただき、ジオパークに関する知識・技能を学びました。
<日時>
平成27年10月29日(木) 10時00分から15時00分
<場所>
箱根町郷土資料館 学習室(午前・座学)
箱根湯本周辺(午後・フィールドワーク)
<テーマ・講師>
温泉法と療養泉の定義、温泉掲示証の読み方、温泉掲示プレートについて
講師:菊川 城司氏(温泉地学研究所 主任研究員)
箱根山及び周辺地域の湧水、地下水について
講師:宮下 雄次氏(温泉地学研究所 主任研究員)
源泉及び玉簾の瀧の見学と概要説明について
講師:菊川 城司氏(温泉地学研究所 主任研究員)
宮下 雄次氏(温泉地学研究所 主任研究員)
<内容など>
午前中は、2つの座学が行われ、菊川講師から温泉の条件や療養泉の種類などについて説明があり、温泉の分析と温泉掲示証の読み方の解説がありました。また、入浴する人が温泉の泉質や効能が分かるように作られた「温泉掲示プレート“Chocotto”(「ちょこっと」)」が紹介されました。
続いて、宮下講師から箱根山の地学的特徴と箱根の地下水の利用状況について解説があり、箱根外輪山の湧水「命之泉」や、箱根山周辺の湧水「清左衛門地獄池」などの水質について学びました。
午後は、箱根で発見された最初の温泉「湯本9号泉」、降雪時でも雪がなく湯気が立っているところに目をつけて掘り当てた「福住横穴湧泉」、2つの地層の間から水がわき出ている「玉簾の瀧」について、菊川講師と宮下講師の解説を聞きながら、フィールドワークを実施しました。
(情報提供:神奈川県県西地域県政総合センター)
午前:座学(宮下主任研究員による講義)
午後:フィールドワーク(菊川主任研究員による解説)
箱根ジオパーク推進協議会員