平成27年度第8回箱根ジオパークガイド講座を開催しました!
箱根ジオパーク推進協議会では、平成23年8月より地域のガイド団体の会員等を対象に講座を開催しており、このたび、平成27年度第8回のガイド講座を実施しました。
今回は、「真鶴半島周辺の穿孔貝とその地質学・古生物学的意義」をテーマとして開催され、ガイド団体及び推進協議会の会員30名が参加して、ジオパークに関する知識を学びました
<日時>
平成28年2月14日(日) 14時00分から15時50分
<場所>
生命の星・地球博物館 講義室
<講師>
埼玉県立浦和工業高等学校 非常勤講師 千代田厚史氏
<内容など>
貝殻を使って岩石の中に削り込んだり、酸性の物質を分泌して穴を形成し、岩石の内部に生息する習性を持つ穿孔貝をテーマに講座が行われました。講師は、昨年、埼玉県職員を退職されて、現在は、理科(地学)の非常勤講師を行いながら、現生および化石の穿孔貝を研究している千代田厚史氏を招いて生命の星・地球博物館で開催しました。
真鶴半島に生息する穿孔貝は、カモメガイの仲間とイシマテの2種類で、安山岩の岩盤から穿孔痕が見られます。この穿孔痕の特徴と多くの研究者が真鶴半島のカモメガイ類を調査した結果や、岩盤の穿孔痕から分る地殻変動などについて、解説を受けながら、箱根ジオパークの知識を学びました。
講座は、大変好評であり、終了時刻を過ぎても参加者からの質問が絶えない状況でした。講座終了後には、講師から参加者へのサプライズプレゼントとして、カモメガイの写真をパウチした記念品が用意されていました。
(情報提供:神奈川県県西地域県政総合センター)
ガイド講座の様子
「安山岩中のカモメガイ(Rタイプ)」のパウチ
箱根ジオパーク推進協議会員