平成28年度第2回箱根ジオパークガイド講座を開催しました!
箱根ジオパーク推進協議会では、平成23年8月より地域のガイド団体の会員等を対象に講座を開催しており、このたび、平成28年度第2回のガイド講座を開催しました。
<日時>
平成28年12月10日(土) 9時から16時30分
<場所>
神奈川県南足柄市・箱根町
<参加人数>
44名(うちジオガイド7名)
<テーマ・講師>
新たなガイド講座の試みとして、実際にお客様(モニター参加)を交え、ジオツアーを兼ねた講座を計画しました。お客様を案内していく中での疑問点を集約し、各ガイド団体での今後のジオツアーに役立ててもらおうという趣旨です。
講師:笠間 友博
<内容など>
今年の9月に箱根ジオパークは南足柄市を新たに加え、新規認定されました。その審査の講評では、各地域間のジオガイドの連携・情報交換や、1市町にとどまらず広域を案内できるジオガイドの養成を求められました。
そこで今回は各地域のジオガイドが、南足柄エリアのジオサイト「夕日の滝」をスタート地点とし、箱根エリアのジオサイト「金時山」を登る広域的な講座を実施しました。また、今回は「実践講座」という形をとり、ジオガイドには一般のお客様を相手にジオサイトを案内してもらいました。
講座は好評で、県内各地より集まったお客様からは「普段は登って下るだけの登山しかしないが、地質や植物の話を聞くことができて楽しかった」、「金時山は何度か登っているが、今回は地層について勉強になった」、「新たな視点で山登りをすることができた」などのご感想をいただきました。
また、ジオガイドにとっても、普段のガイド講座とは異なりお客様がいることで、本番に向けてしっかり対策を練らなくてはならず、ジオパークについて改めて勉強する良い機会となりました。
「夕日の滝」で滝の成り立ちについてなど解説
「金時山」登山の様子
「金時山」山頂からガイドが解説をしている様子
足柄層群露頭・地層に見られる「玉ねぎ状風化」の解説
箱根ジオパーク推進協議会員