2018年 第2回箱根ジオパークガイド養成講座を開催しました!
2011年8月よりエリア内のガイド団体に所属するガイド等を対象に講座を開講しており、
今年第2回目となるガイド養成講座を開催しました!
<日時>
2018年7月24日(火) 10時から15時15分
<場所>
南足柄エリア内
<参加人数>
31名
<テーマ・講師>
「富士火山と箱根火山の活動によって形成された地形を観察する」をテーマ に
南足柄市内のジオサイト「足柄峠と足柄道」と「矢倉岳」「文命堤」を巡る。
講師:南足柄ジオガイドの会
<内容など>
南足柄市を開催場所として、同市のバスでジオサイト等を巡りました。
矢倉沢では、見晴台から周囲の地形を観察し、
旧旅籠通りでそこに暮らしてきた人々の生活や歴史について学びました。
同コースは、今年2月に箱根ジオパークで開催された日本ジオパーク全国研修会でも
使用したこともあり、ガイドは参加者と双方向的にコミュニケーションを取りながら
案内をしました。
足柄峠周辺では、晴れていれば眺めることのできる富士山の形成について説明があり
かつてあった足柄城についてなど歴史的な解説も行なわれました。
文命堤周辺では、富士山の山体崩壊(※)による「御殿場泥流」の観察や
酒匂川の治水の歴史を学びました。
箱根火山由来の「東京軽石層」の説明では、河原に下りて地層を観察する班もありました。
全体を通して、他の市町のガイドが講師である南足柄のガイドに積極的に質問をするなど、
互いに研鑽する様子が印象に残りました。
酷暑であったものの、講師・参加者ともに熱心に講座に取り組んでいました。
※ESD…持続可能な開発のための教育
※山体崩壊…山の形が変わるような大きな崩壊現象のこと。
箱根ジオパーク推進協議会員