平成30年度第3回箱根ジオパークガイド講座を開催しました!
平成30年度第3回ガイド養成基礎講座を開催しました!
<日時>
平成30年11月1日(木) 13時30分から16時
<場所>
神奈川県小田原合同庁舎 3階EF会議室
<参加人数>
50名
<テーマ・講師>
「箱根の水を知ろう」
1.箱根の地下水 講師:宮下雄次氏(神奈川県温泉地学研究所)
2.箱根の温泉 講師:菊川城司氏(神奈川県温泉地学研究所)
<内容など>
平成30年1月にガイドの皆様にアンケートを実施し、ガイド講座の内容について希望を伺ったところ
箱根ジオパークをガイドするにあたり必要な基礎知識を学びたいという意見が多くあったため、
学術部会と連携し、基礎講座(座学)6つを2年間で実施するカリキュラムを組みました。
今年度はその1年目として、3つの講座を開講し、第2回目となる今回は、温泉地学研究所の研究員
である宮下氏、菊川氏に、箱根ジオパークの地下水と温泉について講義いただきました。
前半は「地下水」について宮下氏からお話しいただきました。まずは箱根の「水から見た」地学的特徴を
学び、その後は「水循環」「水文学」という切り口で、水の流れと火山の関係について説明していただきました。
講義の締めくくりには、アマチュアの活動が精力的な天文学や水文学にならい、地文学(=自然地理学)の
分野でのガイドの活躍を鼓舞されました。
後半は「温泉」について菊川氏からお話しいただきました。県内での箱根・湯河原の温泉の割合(源泉数・
湧出量)から始まり、箱根の温泉がいかに優れているかを「温泉の3要素(温度・量・成分)」の観点で
説明されました。
また、「潜在カルデラ構造」と温泉の関係から、さまざまな種類の温泉が箱根にあることを専門的な見地
からわかりやすく解説いただきました。
ガイドは真剣な表情で聴講し、質疑応答の時間には、専門的な質問を積極的に投げかけ、自分の知識として
多くのことを吸収しようとしているように見受けられました。
箱根ジオパーク推進協議会員