平成30年度第6回箱根ジオパークガイド養成講座を開催しました!
箱根ジオパーク推進協議会では、平成23年8月より地域のガイド団体の会員等
を対象に講座を開催しており、このたび、平成30年度第6回のガイド講座を開催
しました。
<日時>
平成31年2月15日(金) 13時30分から16時
<場所>
神奈川県小田原合同庁舎 3階EF会議室
<参加人数>
48名
<テーマ・講師>
1.難所箱根山の克服―観光地の交通インフラを考える
講師:鈴木 康弘 氏(箱根町立郷土資料館 館長)
2.小田原城と城下の成立と展開
講師:諏訪間 順 氏(小田原城天守閣 館長)
<内容など>
平成30年1月にガイドの皆様にアンケートを実施し、ガイド講座の内容につい
て希望を伺いました。
その結果、箱根ジオパークをガイドするにあたり必要 な基礎知識を学びたい
という意見が多くあったため、学術部会と連携し、基礎講座(座学)6つを2年
間で実施するカリキュラムを組みました。
今年度はその1年目として、3つの講座を実施しました。第3回目となる今回
は、箱根町立郷土資料館の鈴木館長、小田原城天守閣の諏訪間館長に、箱根ジオ
パークの歴史・民俗について御講義いただきました。
前半は「難所箱根山の克服―観光地の交通インフラを考える」というテーマで
鈴木館長からお話しいただきました。
火山の恵みである温泉を有する箱根において、どのように交通インフラが発達
し、温泉をはじめとする箱根の観光が成り立ってきたかを、古い資料や写真を
まじえ説明していただきました。交通インフラという切り口は、参加したガイド
たちには新鮮だったようで、みな興味津々の様子で講義を聞いていました。
後半は「小田原城と城下の成立と展開」というテーマで諏訪間館長からお話し
いただきました。「小田原城」や「北条氏」は箱根ジオパークのガイドにとって
は身近な要素ですが、新しく知る情報も多かったうえに、史実に対する捉え方や
評価の仕方を学ばせていただきました。
また、テレビや漫画などで小田原城や北条氏が取り上げられる昨今、それら
をどう活かし観光に繋げていくかが重要だとご説明いただきました。
箱根ジオパーク推進協議会員