箱根ジオパーク

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神奈川県内のボランティアガイドたちが「箱根ジオパーク」について
研修しました!


  神奈川県内各地で活躍するボランティアガイド団体で組織する「かながわボランティアガイド協議会」の平成24年度「合同研修会と交流会」が11月2日(金)に小田原で開催され、横浜から湯河原まで、県内各地の観光ガイド約170名が「箱根ジオパーク」について学びました。
 

 毎年加入団体が持ち回りで開催する合同研修会は、当協議会会員の「NPO法人小田原ガイド協会」が今年度の担当となり、県立生命の星・地球博物館での記念講演の後、ジオサイト「石垣山一夜城」と「早川石丁場」を巡るジオツアーを開催しました。

日時 平成24年11月2日(金) 10時00分から15時40分
場所 県立生命の星・地球博物館、太閤一夜城と長興山史跡巡りコース(博物館~JR早川駅
内容 (1) 記念講演
 「箱根火山と箱根ジオパークについて」と題し、生命の星・地球博物館の平田学芸部長が箱根ジオパークを紹介しました。
 講演では、まず、地球の構造や火山活動、プレートなどについて、地球を玉子に例えてクイズするなど、分かりやすく説明を受けた上で、箱根火山の成り立ちやモデルの変遷、岩石の特徴などについて学びました。
 続いて、「ジオパーク」とはどのようなものか、箱根ジオパークの資源や各地のジオサイトの紹介、ジオパーク活動の意義等について学び、ガイドの方々の活動が、ジオパークにおいて大変重要な役割を担うことを認識いただきました。
 

(2) フィールドワーク
 小田原ガイド協会会員のガイドにより、生命の星・地球博物館から石垣山を経て海沿いのJR早川駅まで、ジオサイト「早川石丁場」と「石垣山一夜城」を巡るウォーキングコースをグループに分かれて視察しました。
 博物館を出発後、シキミの段々畑に見られる板状節理や、ジオサイト「早川石丁場」に、石垣へ加工する途中のまま残された、箱根火山の安山岩の巨石などを見学しながら石垣山に登りました。
 山頂にあるジオサイト「石垣山一夜城」で、戦国時代に豊臣秀吉が北條攻めの際築いた野面積みの石垣や、展望台から足柄平野と大磯丘陵を分かつプレート境界を眺めてから、市街地と相模湾の展望を堪能しながら相模湾沿いのJR早川駅まで歩きました。
 参加者は、箱根火山の活動により造られた大地と、そこで暮らした人々が紡いだ歴史という箱根ジオパークの魅力を体感し、普段のガイド活動と一味違った新たな発見ができたのではないでしょうか。

(情報提供:県西地域県政総合センター 企画調整課)

 

記念講演

山中に眠る石丁場の巨石

秀吉が築いた石垣


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