平成27年度第1回箱根ジオパークガイド講座
箱根ジオパーク推進協議会では、平成23年8月より地域のガイド団体の会員等を対象に講座を開催しており、このたび、
生命の星・地球博物館の講義室にて平成27年度第1回のガイド講座を開催しました。
今回は、47名の方々にご参加いただき、丹沢・箱根・伊豆の地質及び箱根の哺乳類についてお話をしました。
<日時>
平成27年4月24日(金) 14時00分から16時30分
<場所>
神奈川県立生命の星・地球博物館 東側講義室
<内容など>
前半の約1時間は、生命の星・地球博物館館長の平田大二講師により、丹沢・
箱根・伊豆の地質についてお話をしました。
箱根ジオパークでは、様々な種類の岩石が見られることをご存知でしょうか?
岩石は、その生成過程により大きく火成岩、変成岩、堆積岩に分かれます。箱根
ジオパークでは、火成岩の1つである安山岩や堆積岩の1つである凝灰角レキ岩
など、数多くの岩石が見られるようです。
その他、地球の内部構造やプレートテクトニクスなど、地質の基本的なことに
ついて、イメージ図などを使用し解説をしました。
後半の約1時間は、同館専門学芸員の広谷浩子講師により、箱根の哺乳類に
ついてお話をしました。
箱根ジオパークには、多くの哺乳類が存在します。実は、哺乳類はほとんどが
夜行性で、昼間に活動しているものの方が珍しいようです。ですので、昼間行動
する私たちには箱根ジオパークであまり多くの動物を見る機会がありませんが、
本当は多くの哺乳類がこの地域に生息しているということを、他の地域に生息する
哺乳類と比較しながらお話をしました。
最後は、広谷講師が作成した哺乳類標本に触れる体験をしました。
皆さん非常に積極的で、たくさんの質問が飛び交っていました。これからは、
ガイドツアーの中でジオパークの動物の話も登場しそうですね。