平成26年度第2回モニターツアー「秋旅に行こう!バスで巡る箱根ジオパーク」を開催しました!
箱根ジオパーク推進協議会では、平成26年11月18日(火)に、平成26年度第2回モニターツアー「秋旅に行こう!バスで巡る箱根ジオパーク」を開催しました。
当日は天候にも恵まれ、小田原からも箱根の山々が綺麗に見えました。小田原駅からバスに乗り、ツアースタート!
バスの中では、箱根観光ガイド協会のガイドが仙石原周辺に見られるカルデラやその周りを取り囲むようにそびえ立つ外輪山、箱根駅伝や紅葉の話などをしました。
1時間ほどバスを走らせると、箱根のカルデラを一望できる長尾峠に到着。長尾峠は旅行雑誌にあまり掲載されていない場所ですが、とても綺麗な景色が見渡せる場所です。
参加者の方からも「景色が綺麗」「知らなかった」「友達を連れてまた来たい」という声が聞かれました。
また、ここから見られるハマグリを伏せたような地形は神山が崩壊してつくられたものであり、防災を語る面からも非常に重要な場所です。
一度ガイドと来て、色々とお話を聞いてみるのも良いかもしれませんね。
長尾峠を見学した後は、箱根神社へ。
箱根はかつて山岳修行僧が活動した場所であり、箱根神社は奈良時代の山岳修行僧、萬巻上人によって創建されました。
正参道を上ると、本殿のある広場に出ます。
この広場から、御本殿や九頭龍神社新宮、安産杉などを見学しました。
安産杉の他、箱根神社には、推定樹齢1200年と言われる杉が存在します。
そのような歴史の深い箱根神社を見学しに、ツアー当日も非常に多くの人が訪れていました。
次は、昼食場所の恩賜箱根公園へ向かいました。
この公園にはかつて「箱根離宮」があり、皇族の避暑地として、また、外国からの来賓のために建築されました。
しかし、この「離宮」は関東大震災と北伊豆地震という2度の震災により倒壊してしまいました。
現存する「湖畔展望館」は、この「箱根離宮」を模して建てられたものです。
昼食の「箱根ジオパーク弁当」を、湖畔展望館やその周辺で芦ノ湖を見ながら食べました。
箱根ジオパーク弁当は、神奈川県が開発したヘルシー弁当であり、箱根火山をイメージして作ったものです。
クレソンなど、少し変わった食材も入っており、さっぱりとした味付けで、参加者の皆様にも気に入っていただけた様子でした。
昼食後、湯河原町の不動滝へ向かいました。
不動滝周辺では、湯河原まちづくりボランティア協会のガイドが案内をしました。
ここでは、滝周辺に見られる「沸石」と呼ばれる石や、滝の両側にある身代わり不動尊、出世大黒尊などのガイドをしました。
また、不動滝の周辺には、湯河原温泉を通しているパイプが多数見られます。
効能が高い湯河原温泉の話があり、参加者の皆様も興味津々でしたが、温泉入浴は次回のお楽しみに。
不動滝を出発し、相模湾の景色を眺めながら終点の小田原駅へ。
道中、土産物屋に寄りました。
本小松石の溶岩灰を使って作られた干物の実演販売もあり、皆様、買い物を楽しまれていました。
土産物屋を出発し、約15分ほどで無事に小田原駅に到着。
今回はバスツアーということもあり、色々な場所を訪れましたが、綺麗な景色を楽しみながら1日をお過ごしいただけたことかと思います。
箱根町観光協会様や株式会社フォレスト様、箱根観光ガイド協会様、湯河原まちづくりボランティア協会様、株式会社はまいち様のご協力をいただき、ツアーを無事に終了することができたことに、この場をお借りして厚くお礼申し上げます。
これからも、箱根ジオパークの魅力を体感していただけるジオ・ツーリズムを実践していきたいと思います。
(情報提供:県西地域県政総合センター)
車中ガイド
長尾峠の景色
長尾峠の露頭
箱根神社ガイド
不動滝の様子
箱根ジオパーク推進協議会員