真鶴半島採石場跡(番場浦海岸)で現地調査しました!
郷土資料研究家・奥津 弘高氏から真鶴半島採石場跡(番場浦海岸)の解説板やコースガイドの記載についてご質問をいただいたことをきっかけに、6月16日(木)に現地調査を実施しました。
参加者は、先の奥津氏や石材について研究されておられる酒井氏、事務局の学術支援員や事務局次長などの専門家や、真鶴観光ボランティアガイドの皆さんや遠藤貝類博物館の関係者の方にもご参加いただき、総勢13名となりました。
「『番場浦』という名前の由来は、黒船来航に備えた海の番をしていたことから来ているという説は正しいのか」や「海岸で見られる穴は『甌穴(おうけつ)※』の他に石材搬出用の船を係留するためのロープを結び付けておく柱を差し込むための人工的な穴『岩礁ピット』もあるのではないか」などについて、海岸の様子を観察しながら、活発な意見交換を行い、知識を深めました。
今回の調査で検討した内容については、解説板やコースガイドに活かしていきます。
※ 甌穴(おうけつ)…岩にできた窪みに石が入り、水の流れによって渦巻き状に流されることで窪みが削られてできる円筒形の穴のこと。ポットホール、かめあなともいう。