箱根ジオパーク

　箱根ジオパークは、昨年9月に日本ジオパーク認定10周年を迎えました。これまで、講演会やジオパーク関東地区大会などのイベントを行い、ジオパークの普及に取り組んできました。また、南足柄市の編入や大涌谷の噴火など、様々な出来事がありました。

　これらジオパーク活動を行うきっかけに、箱根火山が日本地質百選に選ばれたことが挙げられます。この日本地質百選の認定に携わり、箱根ジオパーク認定にも尽力された、神奈川県立生命の星・地球博物館の齋藤靖二名誉館長が、1月6日に行われた箱根町自治功労者等表彰式で、一般表彰者として表彰されました。

齋藤名誉館長に聞いてみました‼

　表彰についてのご感想をお聞かせください

　このたび思いがけなく受賞の栄誉を賜り、厚くお礼申し上げます。ジオパークには、きっかけとなった日本地質百選選定委員会のころから関わりましたが、箱根ジオパークの活動は地元の皆さんのご努力とご協力による成果ですので、受賞は私個人によるものではないことをあらためて感じております。

　今後の箱根ジオパークにどのようなことを期待されますか？

　箱根は、地質・地形・生態の豊かな自然が織りなす風土、そこで営まれてきた生活と長い歴史、そして育まれてきた文化、どれをみても日本を代表するジオパークの一つです。このことは広く知られていますので、地元の子供たちが誇りをもって学ぶとともに、さらに将来に伝えていくことを期待いたします。