帝京大学経済学部観光経営学科による箱根ジオパーク演習最終発表会を開催しました!
今年度、帝京大学経済学部観光経営学科は、箱根ジオパークのジオツアーをより魅力的なものにするため、箱根ジオパーク推進協議会と連携して演習に取り組んできました。
これまでの流れ
4月 帝京大学経済学部観光経営学科2年生の演習授業(授業名:基礎演習Ⅰ・Ⅱ)にて箱根ジオパークを題材に演習開始
4月26日 6グループ(2~5名)に分かれて、学生による箱根観光
5月・6月 自分たちの経験を基に、箱根観光についてグループワーク、発表(学内)
6月28日~29日 箱根ジオパーク体感実習
28日:湯本(2グループ)、大涌谷(2グループ)で学生だけで地図を片手に散策
29日:箱根ジオミュージアム見学後、前日と同じエリアにて箱根ジオパークのガイドによるジオツアーを体験
(湯本・大涌谷各2グループ)
7月 自分たちの体験を基に、箱根ジオパークのジオツアーの長所と短所についてグループワーク、発表(学内)
10月4日 中間発表会(箱根町郷土資料館)
前期の演習の結果を踏まえて、箱根ジオパークのジオツアーの特徴や課題を発表し、協議会会員を含めて意見交換を実施
1月17日 箱根ジオパーク演習 最終発表会(箱根町郷土資料館)
中間発表の意見交換を踏まえ、提案の検討、再現地調査、そしてさらに検討と重ね、いよいよ最終発表!と意見交換を実施
<最終発表会を終えて・・・>
金高広大さん
私は帝京大学の経済学部観光経営学科に所属しており、26年度から有馬先生に指導して頂いています。そこでは一年間を通して箱根における観光客の誘致方法を考えていきました。まずは自分達の足で箱根に行き、ただ単純に観光し、箱根にはどのような観光資源が存在しているのか、また箱根という町はどのような町なのかを知るということから始まりました。そこから感じたことや思ったことをみんなで話合い、どのようにしたら若者の観光客にも訪れてもらえるのかなど、問題点や課題なども挙げつつ議論していきました。
そして、現地の方々の前で発表するという貴重な体験もさせて頂きました。最初に発表させて頂いた際はまだまだ詰めが甘く辛辣な意見も頂きました。それらを踏まえて、みんなでより具体的な内容を提案するため、積極的に授業外の時間に集まり、意見を出し合ってきました。そして、1月に最後の発表をさせて頂いた際は、現地の方々からも自分達の考えた案に関心を抱いて頂き、実際にツアーの案として採用したいという意見も頂いて、とても嬉しく思いました。加えて、この1年間を通して他のクラスメイトと共に時間を重ねていったおかげで、友好的な関係を築けたことも大きな喜びでした。
最後に、箱根の皆様にも温かく迎えてくださったことに対し、深く感謝致します。1年間お世話になりました。
冨士道亮さん
私たちはこの1年間を通して新しいジオパークを学生の立場から考えて来ました。最初は正直めんどうくさいという気持ちしかありませんでしたが、企画を考えていくにつれて楽しくなり、やりがいを感じていきました。私のグループは、芸者さんと共に箱根の街を観光するという企画を提案しました。なかなか意見が1つにまとまらなく、いいツアーが浮かびませんでしたが、話し合いをたくさん重ねることで1つの意見にまとまり、良いツアーができました。まだまだ商品化するには不十分なところがありますが、いつか私たちが考えたツアーをたくさんの観光客に楽しんでいただければいいなと思いました。
井口黎海さん
箱根は温泉地が有名な事しか知らず、何回も訪れた事のある場所ですが、ジオパークの事を全く知りませんでした。大人だけでなく、子供達、若い人たちが箱根に来て何を楽しめばいいのか。箱根はどんな物があるのだろうか。授業では、箱根に人を呼び込むためには…というツアーを企画し、提案しました。温泉地以外にも歴史や、食べ物などもっとたくさんの人たちに知ってもらいたいと思いました。
武井瑛里さん
基礎演習で1年を通し、何度か箱根を訪れました。小学生以来ということもあり、昔とは違う発見や楽しさを覚えました。ジオという言葉は少し難しく聞こえますが、調べていくうちに箱根の良さの一部であると感じました。箱根旅で1番大切なのは楽しむということだと思います。そこから魅力が伝わってくると思います。そんな体験ができた1年でした。箱根の皆さんありがとうございました。
学生によるコース別のジオツアー企画提案(3グループ)
協議会会員とのグループ別の質疑応答・意見交換の様子
集合写真
箱根ジオパーク推進協議会員